IADR/PER 参加のために、クロアチアのドブロヴニクへ行ってきた。初めてのクロアチアで、ドブロヴニクについても想像できなかったが、さすがに「アドリア海の真珠」。日本からの観光客にも、たくさん遭遇した。
私は、約30年前にウィーンでシェーンブルン宮殿を訪れた際、それほどまで活発な地域とは感じられずになぜ当地がハプスブルク王朝の離宮で中心であることが理解できなかった。1815年にはウィーン会議まで開かれているから、当時の中心だったとは思うが。30年前はまだ戦後で、戦勝国であるイギリスやフランスの西欧の時代だったのかもしれない。しかし、最近は東欧や中欧の元気さを感じる。ヨーロッパの中心が今やドイツに移り、そして少しずつハプスブルク王朝時代の地図に戻っているのかもしれない。中欧のクロアチアも、たくさんの観光客を集めて元気だった。
クロアチアでは、とても親切な方が多いと感じた。道を聞いたとき、その人が行く方向と反対方向であったのに、わざわざ200メートル近くも歩いてその前まで連れて行ってもらった。人々の暖かさをも感じた。
帰りに、フランクフルトに1泊した。ここでは、たくさんの中国からの方が時計などの高級品やドイツの刃物などを両手いっぱいに買い物されている姿に出会った。とてもたくさんの人が相当の金額になるであろう買い物をしている様子を見て、ただただびっくりした。中国では国内倹約令が出ている中、本物の高級品を求めてきそって買い物している姿に、世界の流れを実感する。
世界地図は、確実に変化している。
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